#11 JPYC News Letter

すさまじい勢いでTVLを伸ばすIRON Financeについて

【JPYC News Letter #11】すさまじい勢いでTVLを伸ばすIRON Financeについて

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(編集者:はにかむ)

今週の共有事項

すさまじい勢いでTVLを伸ばすIRON Financeについて

(担当者:@82come)

【注意】DeFiでは資産を失う恐れがあります。ニュースレターでは話題のプロジェクトを分かりやすくかみ砕いて紹介することがありますが、決して投資に関するアドバイスではないのでご注意ください。

今回はPolygonで話題になっているIRON Financeについて紹介していきたいと思います。

今現在(6/16)のIRON FinanceのTVLは20億ドルを軽く超える程になっています。

IRONは一言でいうと担保とアルゴリズムによって価格維持されたハイブリットのステーブルコインです。IRON Financeではステーブルコインのペアのファームでの利回りがとても良いものとなっています。

IRONとは

IRONは法定通貨の米ドルにペッグした仮想通貨です。他のステーブルコインと違うところとしてIRONはステーブルコインであるUSDCとIRONの独自トークンであるTITANの二つを組み合わせてできています。つまり、USDCとTITANを合成させたのがIRONです。IRONに含まれるUSDCの割合は固定ではなくその時に応じて変化していきます。

TITANとは

IRONの独自トークンであり、今現在(6/16)は約49ドルの値が付いています。TITANはIRONを発行する際、IRONの一部となります。TITANの総排出量は10億枚で、コミュニティに70%である7億枚のTITANが、36ヶ月の間に様々な形でユーザーに分配されます。また、供給総額の30%にあたる3億TITANがIronFinanceのチームのために確保されます。このTITANは36ヶ月の期間でにチームに支払われ、給与、マーケティング費用、監査費用、その他プロトコルを成長させるための費用の支払いに利用されるそうです。

これまでのIRON Finance

IronFinanceはSTEELと呼ばれるトークンをローンチしました。2021年5月8日、IronFinanceはValueDefi事件に見舞われ、ハッカーがValueDefiのコードを悪用しIRON/STEEL流動性プールのSTEELトークンを含むだけでなく、多くのDeFiプロトコルの流動性プールから大量のトークンが盗まれました。IronFinanceはこのValueDefiの事件についても、影響を受けたすべてのSTEELトークン保有者に補償を行う予定です。IronFinanceは、ValueDefiがハッキングされた後、24時間以内にValueDefiとの関係を完全に断ち切り、PancakeSwapで新しい流動性プールを立ち上げ、PancakeSwapの新しい流動性トークンに対応した新しいウェブサイトを展開しました。その後、BeefyFinanceと提携しました。2021年5月18日、IronFinanceはPolygonネットワークに拡大し、2021年5月31日にはTVLが200,000,000ドルを超えました。

IRON Financeの主な機能

Mint(新規発行)

こちらは1IRONを発行するときの画面です。画像の通り、USDCの一部とTITANの一部から1IRONが発行されることがわかります。

ここで担保として利用されるUSDCの最大75%はAAVEに投資され運用されるようです。

担保として受け取ったUSDCの使い道は以下のようになっています。

資本効率を図るため、担保として受け取ったUSDCの最大75%は運用に回されます。リスクとしては運用しているものがハッキングの被害にあったり、運用が失敗することが挙げられると思います。

IRONを発行する際に使用するTITANはロックされます。しかし、USDCの担保が不足した際はTITANは売却され、IRONの価格維持のために利用されます。TITANの価格の下落の可能性はあるにしても、IRONの価格維持を重視していることが分かります。

Redeem(償還)

RedeemはMintの逆でIRONを支払い、USDCとTITANを受け取ることができます。

TCR/ECR

TCR(Target Collateral Ratio)

TCRはTarget Collateral Ratioの略です。この比率は、IRON新規発行する際に何%のUSDCが必要かを表しています。 過去1時間のIRONの時間加重平均価格が1ドル以上であれば、0.1%引き下げられます。

1.00ドル未満であれば、0.1%だけ増加されます。

TCR は 1 時間ごとに0.1%増減しますが、1 日の最大増減は2.4%です。

Effective Collateral Ratio(ECR)

ECRはEffective Collateral Ratioの略です。IRONの担保として保管されているUSDCトークンの量を表しています。 TCRがECRよりも低い場合、プロトコルには担保が余っていることになります。TCRは通常、IRONトークンの需要が高く、価格が理想的な1.00ドルのペッグを超えて推移している場合にECRより低くなります。TCRがECRよりも高い場合、プロトコルには過剰な担保がないことになります。TCRは、IRONトークンの価格が理想的な1.00ドルのペッグを長期間下回って推移した場合、通常ECRよりも高くなります。

TITAN価格への影響

IRONの独自トークンであるTITANは今現在(6/16)は約49ドルの値が付いています。IRONを新規発行する際にはTITANがロックされます。USDCの担保がなくなった場合はロックされているTITANが売却される可能性がありますが新規発行され続けている間はTITANの供給が減少するので価格が上昇する傾向にあると考えます。逆に償還され続けた場合にはTITANの供給量が増えることに加え、USDCの担保を保つために新規発行の際のロック分も売り圧力になる可能性があります。そのことを加味するとTITANの価格は減少していくのではないかと考えます。

まとめ

今回は最近話題になっているIRON Financeについて紹介してみました。今回紹介したIRONは担保の不透明性が高いステーブルコインのUSDTに似た部分があるように感じます。どのくらい希釈されている分かるステーブルコインが今後どうなるのかとても興味があり、面白いプロジェクトだと感じました。しかしながら運営の保有分が多いための売り圧力やハッキングなど様々なリスクがあります。このレポートは、はにかむが担当いたしました。ここまで読んでいただきありがとうございました!

【注意】DeFiでは資産を失う恐れがあります。ニュースレターでは話題のプロジェクトを分かりやすくかみ砕いて紹介することがありますが、決して投資に関するアドバイスではないのでご注意ください。

JPYC ニュース

今週のJPYCに関するニュースをまとめました。

(担当者:82come)

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